岡山県真庭市の蒜山高原で希少な動植物を守るため28日・29日の2日間、自然保護団体などが草刈りを行いました。
蒜山高原の草原は、かつては家畜の餌に使われる草の刈り場として使われてきました。
しかし、今では酪農の変化で草を刈る機会が少なくなり、丈の長い草が茂るようになっています。そのため日当たりの良い場所に生える「ユウスゲ」など一部の植物は減少しています。
ユウスゲは絶滅が危惧されている昆虫「フサヒゲルリカミキリ」の食草で、保全が必要な植物とされています。
参加者は生い茂った藪の中からユウスゲを見分けてそれ以外の草を刈りました。2日間でのべ15人が参加し、約2ヘクタールの草を刈りました。