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おばあちゃんのカット野菜「お節介野菜」 子育て世代の時短を応援! 岡山・真庭市

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 家事や育児、仕事などで忙しいお母さんを応援したい! 岡山県真庭市のおばあちゃんたちの「お節介」から生まれた商品が人気を集めています。

 真庭市にある真庭あぐりガーデン内の地元の野菜や特産品などを扱う「旬の蔵dezi-na」で販売しているのが、包丁・まな板いらずのカット野菜、その名も「お節介野菜」です。

 具だくさんのみそ汁や野菜炒め、きんぴらやかき揚げなど、栄養のある料理を手間をかけずにすぐ作れるように、使いやすい大きさにカットされています。

 2019年に販売を始め、県内外の店舗やインターネットで4万個以上を売り上げました。

(NPO法人 真庭あぐりガーデンプロジェクト/藤原友規子さん)
「規格外であったり、傷ものの野菜、それから地域で同じ野菜がだぶつく時に、売れ残るお野菜たちを見て、おばあちゃんたちが捨てるのもったいないなという話から、加工して私たちが何か作ろうか、というところから始まりました」

 「お節介野菜」を手がけているのは、真庭市に住む農家のおばあちゃんたち45人。平均年齢は82歳、最高齢は94歳です。

 月曜日から金曜日まで、5つのグループに分かれて野菜を一つ一つ手作業で切ったり、袋詰めしたりしています。

 この日はキャベツやニンジン、タマネギなどをカットしました。さすがベテランの手さばき! と思いきや……

(おばあちゃんは―)
「(タマネギは)何べん切っても一緒」
「涙が今出かけとる」
「目から涙が出る……」

 売れない野菜の有効活用から始まったお節介野菜には、子育てを経験したおばあちゃんたちの思いも込められています。

(おばあちゃんは―)
「主婦の人は助かるわな」
「みんなお勤めしよるけえな。袋の口切ってさっとできりゃ、うれしいじゃろ?と思うわ」
「うれしいですね、カット野菜がすごく売れるんだって言って、やっぱりやりがいがあります」
「お節介じゃ、頼まれんでするからお節介じゃわ」

 ちなみに現在、「お節介野菜」の売り上げは、全額ウクライナ支援に役立てるそうで、国境を超えたお節介にも取り組んでいるということです。

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