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34年ぶりに池田動物園が入園料を値上げ 円安などの影響で餌代が高騰 岡山市

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 円安やウクライナ情勢が、夏休みでにぎわう動物園にも影響しています。岡山市の池田動物園が34年ぶりに入園料を値上げすると発表しました。

 夏休み期間中とあって、たくさんの家族連れが訪れている池田動物園。園は、9月からの入園料を、値上げすると発表しました。

 大人の入園料は200円値上げされて1300円となり、高校生は大人料金になります。小中学生は140円、幼児は70円値上げされます。

(来園した人は―)
「仕方ないと思う。動物を飼育していく上で必要であればいいと思う」
(家族5人で来園した人は―)
「来やすい価格帯であってほしい。1回家族で来たら3000円くらいなので、もう少し価格を抑えてもらえたら」

 値上げの理由について、園は餌代の高騰などをあげています。

(記者リポート)
「トウモロコシの仕入れ値は、1年前と比べて約5割値上がりしているということです。それに伴って、配合飼料も軒並み値上がりしているということです」

 円安やウクライナ情勢の影響が考えられるということです。

 フラミンゴ用に調合されているエサは、1年前と比べ10キロあたり1000円値上がりしていて、ひと月で1万5000円ほどの負担増になっています。

 園全体のエサの仕入れ額は月に約100万円。2022年の4月~6月は、2021年の同じ時期と比べ3%ほどエサ代が増えています。電気代なども増えていて、企業努力だけでは経営の維持が難しいとしています。

(池田動物園/忠政智登士 副園長)
「もう34年間もそのままの状態で頑張ってきたもので、悩んで悩んだ上でこのような形をとらせていただいたということで、ご理解いただきまして動物園を守っていただければ」

 池田動物園は、2021年3月~2022年2月までの1年間で、約250万円の赤字となっています。

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