起業を目指す人をサポートしている産学連携の組織「香川ビジネス&パブリックコンペ」が10周年を迎え、20日、高松市の香川大学で報告会を開きました。
報告会にはこれまでにグランプリを受賞した4人が登壇しました。
「はなはなみかん合同会社」の久保みどりさんは、発達障害でコミュニケーションを取りづらい子ども向けに、目で見てわかる「みるみるカード」を開発し、2018年にパブリック部門でグランプリを受賞しました。その後、香川大学の教育学部と共同で開発を進め、2022年4月に商品化に成功しました。
久保さんは、起業を目指す人に「活動していくと、『何か困ったことない』と声をかけてもらったり、『こんな助成金があるよ』という情報が流れてきたりする。あきらめず夢を形にしてほしい」とメッセージを送っていました。