香川県多度津町の高校生が学校に「ミニ水族館」を作り、地元の中学生に生き物の多様性について伝えました。
「ミニ水族館」は、多度津高校の生物科学部の生徒が部活動の一環で製作。部活動で育てている約100種類の生き物を展示し、地元の中学生28人を招きました。
(山下佳乃リポート)
「こちらのタイ科の魚は、香川県の絶滅危惧種に指定されています。その隣には(絶滅危惧種指定の)1つの原因となる、(外来種の)ブラックバスが展示されています。このように2つの水槽を並べることで、在来種の大切さを呼び掛けています」
中学生に生き物の多様性の面白さや大切さを知ってもらうのが目的です。
高校生たちは、自然に生息するカメは爪が削れていて、家庭で飼われているカメは爪が伸びたままになっていることなどを教えました。
また、高校生たちはクイズを交えながら水の中の生き物の特徴について中学生たちに伝えました。
(訪れた中学生は―)
「自分は家で魚を飼ってたんですけど、それよりももっとでかい魚とかたくさんの種類の魚がいてびっくりしました」
「自分でも魚を釣りとかよく行くので知っている方だと思っていたんですけど、もっと知らない魚とかがいっぱいいると分かって楽しかったです」
(多度津高校 生物科学部/西山亮介 部長)
「生き物、生き物、それぞれ違った個性や生態を持っているので、そういうことを知ってもらって少しでも興味を持ってもらえれば」