化学メーカーのクラレは、液晶ディスプレイの需要の高まりを受け、倉敷事業所に約100億円を投資します。
設備投資を予定しているのは、岡山県倉敷市玉島乙島の「クラレ倉敷事業所」です。
クラレは、倉敷事業所で液晶テレビや液晶モニターに使われる偏光板の素材、「光学用ポバールフィルム」を作っています。倉敷事業所と愛媛県の工場の生産量を合わせると、世界シェアの約8割を占めます。
ここ数年、液晶テレビや液晶モニターの画面が大型化して需要が高まっていることから、約100億円かけ、事業所の敷地に工場を増設します。これにより、倉敷事業所の生産能力を約24%増やし、20人の新規雇用も見込んでいます。
投資額のうち5億円は岡山県の「大型投資・拠点化促進補助金」を活用する予定です。
着工は9月で、2年後の操業をめざしています。