イラストを学ぶ高松市の専門学生が、四国遍路を盛り上げようと「カード」を作りました。あの「弘法大師」が現代風になりました。
カードは全部で88種類。弘法大師とともに四国遍路の歴史に関するイラストが描かれています。
制作したのは穴吹デザインカレッジでイラストやグラフィックのデザインを学ぶ28人の学生です。
弘法大師の誕生から2023年で1250年となるのを記念して四国八十八ヶ所霊場会が依頼して実現しました。
8日は畠田秀峰会長から学生に感謝状が贈られました。
(四国八十八ヶ所霊場会/畠田秀峰 会長)
「ほのぼのするようなものもあるし、弘法大師の修行の姿なんかはキリっとしとるしね。新しい試みなんで、ぜひ皆さんに喜んでいただきたい」
カードはそれぞれ四国遍路で巡る88の寺院に配られます。
2022年6月15日から2024年の年末までの間に寺院にいってお経を納めると、カードをもらうことができます。
(マンガ・コミックイラスト学科/千葉七衣さん[2年])
「私が描いたのは、11番の『大学を去る』っていうタイトルの絵を描きました。現代に合わせた弘法大師ということで、ちょっと男前に描かせていただきました。もちろん私たちみたいに若い人たちにも広まってほしいのもそうなんですけど、海外の方にももっと広がってほしいなと思って、漫画風のイラストの方が親しみはあるかなと思ったので、海外の人に広まってほしいなと思います」