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日本最古の芝居小屋「金丸座」の耐震工事が完了 香川・琴平町

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 こんぴら歌舞伎は新型コロナの影響で中止になっていますが、復活に向けて舞台が整いました。香川県琴平町にある日本最古の芝居小屋「金丸座」で耐震工事が終わりました。

 竣工記念祭には琴平町長ら関係者約35人が参加しました。

 金丸座は江戸時代後期の1835年に建てられた現存する日本最古の芝居小屋です。1970年に国の重要文化財に指定されました。

 5年前から行った耐震診断で強度が足りないことがわかり、琴平町が2020年10月から工事を進めていました。

(記者リポート)
「補強用の鉄骨には、もとからある柱の色や風合いになるべく近づけたものが使われています」

 江戸時代の芝居小屋の雰囲気を損なわないように工夫しながら、文化庁の基準に基づいて屋根や壁を補強しています。

 震度6強の地震にも耐えられるようになりました。

(琴平町 生涯教育課/山下敏信 課長)
「貴重な文化財でありますので、後世につなげていく、これが私たちの使命だと思っております。強度が増したということを皆さんに知っていただき、この小屋を見学していただけたらありがたい」

 総事業費は約2億2500万円です。22日からは内部を見学できるようになります。

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