行方不明になった認知症の高齢者を無事に保護するため、高松市香西南町で26日、地域住民を対象にした「声かけ」の訓練が行われました。
「夫が家からいなくなった」という想定で、妻役の女性が警察に通報し、身長・体重・見た目の特徴などを伝えました。メールで情報を伝えられた地元の人たちが、外を歩いていた行方不明者に声をかけました。
訓練に参加した人は「会話が上から目線になると相手を傷つけてしまうので、気をつけました」と話し、声かけの難しさを実感していました。
高松市香西地区では、年に1度訓練を行っているということです。「香西長寿声かけ隊」の佐藤隆男会長は「地域の皆さんに声を掛けていただき、死亡という最悪の事態を避けて家族の元へ帰してあげたい」と話しています。