認知症への理解と知識を深めてもらおうと香川県さぬき市で講演会が行われました。
さぬき市で行われた講演会には、認知症の介護や予防に関心がある約50人が集まりました。講師を務めたのは認知症介護指導者の新開正義さんです。
認知症は誰もがなりうるもので、国は、2025年には65歳以上の高齢者約5人に1人が認知症になると予測しています。
新開さんは、認知症の人それぞれで適切な対応は違うこと、安心して過ごしてもらうには周りの協力が不可欠なことなどを話しました。
(認知症介護指導者/新開正義さん)
「認知症の方っていうのは全てを忘れているわけではなく、自分が何かおかしいことを言っている気持ちも持っているし感情も残っている。肯定も否定もしない、ただその人に応じた関わりをしていくということをしていただきたい」
今回の講演会は、認知症について気軽に相談や情報交換ができる「認知症カフェ」をさぬき市がオープンすることを記念して行われたものです。オープンは2023年度以降の予定で、さぬき市では初めてです。
(参加した人は―)
「認知症だけでなく普通のお付き合いだけでもコミュニケーションが役に立つと思いました」
「自分の考えと一緒の思いで、(相手と)付き合うというのが、そういうふうにしていったら良いのかなと思いました」