香川県では空き巣などの侵入盗による被害が増えていることから、警察が「防犯相談会」を開き被害にあわないための方法を説明しました。
(買い物客は―)
「もう鍵開けっ放しです。認知症の方が、家に勝手に入っていたことがあって」
「(Q.怖い思いは?)今のところはないです。だから意識が低いのだと思います」
高松西警察署が犯罪被害に遭わないために開いたものです。会場のイオンモール綾川には、一般住宅に侵入する犯罪を防ぐためのグッズが展示され、防犯効果なども説明しました。
香川県の2022年上期の「住宅の侵入窃盗」の件数は43件で、2021年の同じ時期と比べて、9件も増えています。
その手口は、「夜間に家の人が寝た頃に侵入する=忍び込み」が44%、「家の人が不在の住宅に侵入する=空き巣」が42%、「家の人が食事をしている隙などに侵入する=居空き」が14%でした。
また、犯罪被害の実態調査行う財団によると、侵入に5分かかると、侵入者の約7割があきらめ、10分以上かかるとほとんどがあきらめるというデータもあります。
泥棒や侵入犯は、侵入に時間がかかることを嫌います。そのためには「防犯性能の高いドアや窓」を設置することで防ぐことができます。このほか、犯人が嫌う事では「防犯カメラ」や「センサーライト」があります。
(記者リポート)
「そしてもう1つ、音で犯人の侵入をキャッチする『防犯砂利』というのがあります。結構音がしますね」
(高松西警察署/鈴木理賀 生活安全課長)
「やはり住まいは、住んでいる人たちからすると一番リラックスしてくつろげる空間になります。泥棒の被害に遭うと、財産的な被害だけではなく精神的な被害も大きくなってしまう」