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改正道交法施行で義務化 高齢者の「運転技能検査」が香川県でも

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 5月13日に改正道路交通法が施行され、75歳以上のドライバーで一定の違反歴がある人は、新たにできた「運転技能検査」に合格しなければ免許を更新できなくなりました。香川県で初めて行われた「運転技能検査」を取材しました。

 検査は、高松市の「香川県運転免許センター」で行われました。17日は3人が参加し、構内のコースを検査員を乗せて走りました。

 チェックのポイントは、一時停止がきちんとできているかや、交差点を曲がるときに車が道路の中央線からはみ出していないかなど5項目。減点方式で評価されます。

(宮川周三リポート)
「特徴的だと感じる検査の項目がこちら、道路の段差での運転です。乗り上げてすぐにブレーキを踏み、停止できるかを確認します」

 運転技能検査の対象となるのは、75歳以上で過去3年間に信号無視や速度超過など対象となる違反行為をしたドライバーです。

 検査は免許の有効期限の6カ月前から何回でも受けられますが、合格できなければ免許の更新ができません。

 合格者のうち、認知症のおそれがないと判断され、高齢者講習を受けた人は免許を更新できます。

(検査を受けた人は―)
「自分も運動神経が鈍くなっているというのを気付いたし、講習したら指導してくれるけん、事故の起きる率も減ると思いますよ」
「ちょっと郊外に住んでいる人は運転をして買い物に行くでしょ。そのためにはきょうの講習はよかったと思うんですよ。自分自身にもね、戒めにもなるし」

 香川県警によると、運転免許を持っている県内の75歳以上のドライバーは2021年12月末時点で6万5160人です。

 検査の対象者は5月末時点で161人で、年間では2000人程度になりそうだということです。検査は今後、県内15カ所の自動車教習所でも受けられるようになります。

(香川県警察本部 運転免許課/宇山二美 次長)
「更新に間に合うようにこちら(検査)を受けていただかなければいけませんので、通知が届いたらすぐに予約等をお願いできたらと思います」

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