「世直しボクサー」と呼ばれる元プロボクサーの男性が、香川県坂出市の高校生に人生で大切なことを伝えました。
坂出第一高校にやってきたのは、元プロボクサーの吉川英治さん(62)です。日本で初めて自警団を結成し、安全パトロールなどに取り組んだことから「世直しボクサー」と呼ばれています。
現在はカナダでトレーナーとして選手の育成や、世界の貧困層を支援するため慈善活動をしています。
講演会では、縄跳びやラジオ体操が上手に出来なかった教え子が世界チャンピオンを目指したエピソードを元に、人生で大切なことを伝えました。
(元プロボクサー/吉川英治さん[62])
「人生の一番大事なものをやつははっきり分かっている。夢無くして人間じゃない。夢無くして生きてない。人のアドバイスなんか聞くな。それが俺のアドバイス。人のアドバイスなんか必要ない。自分が何になりたいか、自分が何をやりたいのか、自分が一番分かっている。それを聞け」
(講演を聴いた生徒はー)
「普段いろいろ考えたりとかしているんですけど、考えたことを突き通すことが一番大事なんだなと話を聞いて思った」
「『これは出来ないから諦める』じゃなくて、どうしようと思ったことは全力でやり遂げるようにしようと思った」