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岡山県・伊原木隆太知事の新春インタビュー 就任から丸10年 2022年に感じたこと、2023年の抱負は?

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 新春のインタビュー、今回は岡山県の伊原木隆太知事です。伊原木知事が2022年に感じたこと、そして2023年の抱負は?

2022年を振り返って

(岡山県/伊原木隆太 知事)
「2022年、結局終わってみればコロナとの戦いに明け暮れた1年になったなと思います。ただ、ウィズコロナの形がちょっと見えてきたっていう」

 岡山県は2022年夏、JRなどと連携した大型観光企画「デスティネーションキャンペーン」を実施。この時は第7波の真っただ中でした。

 また2022年は「おかやまマラソン」など3年ぶりに開催されたイベントも多くありました。

(岡山県/伊原木隆太 知事)
「コロナ前のにぎわいを岡山県各地で取り戻すことができた。感染対策をとりながら、ああいったイベントができるということが分かったっていうのは、非常に大きな収穫だったんじゃないかと」

新型コロナ対策の現状は

(宮川周三アナウンサー)
「現状についてはどう捉えていますか」

(岡山県/伊原木隆太 知事)
「いわゆる第8波と今闘っている最中ですけれども、何とか第7波で蓄えた知見を生かしてうまく戦っていきたいなと思っています」

物価高騰対策について

 そんな中、「物価高騰」への対応も迫られています。帝国データバンクは2023年に値上げを予定している食品が4000を超えているという調査結果を12月に発表しました。

(岡山県/伊原木隆太 知事)
「電気・ガス・ガソリン、そういったほぼ全国一律のものについては、ぜひ国で対応してもらいたいと。国の方からの、もしくは自治体からの支援が続いているうちに、いかに体質改善をしていくかということが大事であって、例えば家庭でいえば断熱対策ですとか、いろいろ我々がとれる対策、とるべき対策について、ぜひ支援をしてほしいというお願いをしました。何とか経済と暮らしを守っていく。国と協力しながら取り組んでいきたいと思っています」

期待されるインバウンド

 苦しい状況の中、期待されているのが「インバウンド」です。

 岡山空港では4つの国際線全てが新型コロナの影響で3年近く運休していますが、県は再開に向けて調整を続けています。

(岡山県/伊原木隆太 知事)
「国管理の重点空港の方から再開の方針が示されて、我々地方管理の空港については3カ月遅れ、で準備するようにという指示が出て、我々それに対応しているということになります。できるだけ早い段階で国際線受け入れができるように今取り組んでいます」

 コロナ禍前、岡山県を訪れる外国人は増加傾向で2019年の観光目的の旅行消費額は約90億円でした。
※観光庁「訪日外国人消費動向調査」より

(岡山県/伊原木隆太 知事)
「インバウンドが以前のレベルに戻って、そこからまた増えていくのは間違いないと思っています。特に日本に来たいと思っている近隣の東アジアの人口が増え、また豊かになっていく流れはこれから5年、10年、15年続きますので。これは本当に楽しみにしています」

知事就任から10年を迎えて

 天満屋の社長を経て2012年の知事選で初当選した伊原木隆太知事。岡山県政史上初めての民間出身の知事も就任から丸10年が経ちました。

(宮川周三アナウンサー)
「就任当初からおっしゃられている教育再生と産業の振興、一定の成果があったというお話でしたが」

(岡山県/伊原木隆太 知事)
「手応えを感じています」

(宮川周三アナウンサー)
「これは継続路線ですか」

(岡山県/伊原木隆太 知事)
「非常に大事だからこそ、これはもうできたっていうことはなかなかないと思っています。身近な大事なことにきちんと波及していく、ためにも、この2つのエンジンを回し続けていく必要があると思っていますし、そこに付け加えるものが、別の柱であるとするならば、少子化対策なんだろうと思います」

2023年の抱負は

(宮川周三アナウンサー)
「2023年の抱負をお願いします」

(岡山県/伊原木隆太 知事)
「今年こそは、あまりコロナを気にせずにやりたいことができる、元気な1年にしていきたいと思っています、なかなか分からないんですけれども、コロナがあったとしても、いろいろなイベントができる、波が来たとしても、極力うまく対応する、そういった1年にします」

(宮川周三アナウンサー)
「そのために、まずはどこからというイメージをされていますか」

(岡山県/伊原木隆太 知事)
「まず今できるのはワクチン接種だと思っています、よろしくお願いします」

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