岡山市は、市民会館など岡山城周辺にある市有地の活用について素案をまとめました。さまざまな活動や交流の場として利用できる「オープンスペース」を整備する方針です。
岡山市では、岡山城周辺にある3つの市有地について、市民や民間事業者などの意見も踏まえながら、活用方法を検討していました。
(岡山市事業政策課/担当者)
「(岡山城周辺は)都市全体の回遊性を向上させるポテンシャルを有した空間です」
岡山市がまとめた素案によりますと、2024年3月に閉館する岡山市民会館や旧内山下小学校の校庭などには、さまざまな活動・交流ができる緑の広場や、災害時の避難場所を備えた「オープンスペース」を整備する方針です。
そのうち市民会館のエリアには、民間事業者による飲食・物販の施設や駐車場などを設置する予定で、にぎわいの向上に取り組みたいとしています。
一方、旧内山下小学校の校舎については、市民から活用を求める声があることなどから、当面は建物を残し、改めて取り扱いを検討するとしています。
岡山市では、2022年度中に整備方針をまとめ、2023年度以降、工事に向けた設計などに着手するということです。
岡山市中心部には、2023年9月、「岡山芸術創造劇場ハレノワ」がグランドオープンする予定で、歴史的・文化的な資源を生かして、市街地の回遊性を高めたいとしています。