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高校生が水彩画3000枚以上を手描きしアニメ制作 幼少期の「空海」の成長と葛藤をテーマに 香川・善通寺市

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 2023年は、香川県善通寺市で生まれたとされる弘法大師空海の生誕1250年に当たります。善通寺市の高校生が空海の幼少期を描いたアニメーションをつくっていて、その内容を発表しました。

 水彩画を使ったアニメーション。描かれているのは、幼少期の空海の成長と葛藤です。

 善通寺第一高校デザイン科の3年生29人が一から作りました。2022年度の課題研究として取り組んだもので、20日、発表会が開かれました。

 2022年4月に脚本を書き始め、キャラクターのデザインや絵コンテの作成を経て、夏ごろに作画に取り掛かりました。

 懐かしく優しい世界観を表現しようと、一つ一つにじみ方の違う水彩画を3000枚以上手描きしました。

 また、脚本では、進路の選択を前にした3年生自身の葛藤を幼少期の空海に投影しました。

(脚本を担当/和田悠里さん)
「自分と向き合って、自分が今どうしないといけないかとか、そういうことを考えるきっかけがこの作品を見て与えられたら」

(総監督/岡井莞志さん)
「1年間っていう短い期間ではあるんですけど、その中でも(約)30人だからこそできる表現をしたいなって思って」

 このアニメーションはまだ制作途中で、2月中の完成を目指しています。完成したものは善通寺市のHPなどWEBで公開するということです。

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