5年ぶりに開かれた高松国際ピアノコンクールの審査が23日で終わり、優勝者が決まりました。
優勝したのはロシア人の24歳、フィリップ・リノフさんです。高松市のレクザムホールで表彰式が行われ、表彰状などが贈られました。
高松国際ピアノコンクールは、若手ピアニストを発掘しようと香川県の自治体や企業などで作る団体が4年に1度開いています。5回目の今回は、新型コロナの影響で開催が1年延期になったため、5年ぶりとなりました。
国内外の42人が出場し、22日と23日に行われた本選では、第3次審査を通過した5人が演奏を披露しました。
優勝したリノフさんには賞金300万円が贈られるほか、副賞として日本や海外でのリサイタルやオーケストラとの共演の機会が与えられます。
(フィリップ・リノフさん)
「言葉にならない気持ちでいっぱいです。ありがとうございました」
なお、香川県出身者として初めて本選に出場した西本裕矢さんは4位でした。