春を告げる花「アテツマンサク」が岡山県新見市で見頃を迎え、可憐な黄色い花を咲かせています。
冬枯れの雑木林の中に鮮やかに咲いているのはアテツマンサクの花です。
アテツマンサクはマンサクの一種で、植物学者の牧野富太郎が新見市の山の中で原木を見つけました。当時、新見市は阿哲群だったことからアテツマンサクと名付けられ、今では新見市の天然記念物にも指定されています。
柴田光政さんは55年前から新見市の自宅の裏山で育てていて、無料で一般開放しています。
柴田さんによると、2022年の夏に晴天が続いたことから2023年は例年より花付きが良いということです。100本以上の木に可憐な黄色い花を咲かせていて、まさに今が見頃です。
3月10日ごろまで見頃が続くということで、柴田さんは多くの人に見に来てもらい、一足早い春を感じてもらいたいとしています。