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岡山市が粗大ごみをメルカリで出品 中四国の自治体で初 再利用の意識向上へ

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 岡山市が、フリマアプリ大手の「メルカリ」に粗大ごみを出品することになりました。気になる商品は?

(岡山市/大森雅夫 市長)
「これ十分使えるなこれ、新品同様だね。ギターなんか、めっちゃ新しいじゃない、これが粗大ごみになってた」

 ギターは8000円、すぐに使える自転車は5000円、そして岡山が誇る備前焼は3000円!

 「メルカリ」の中に14日に開設した岡山市のショップには、家庭などからごみ処理施設に持ち込まれた粗大ごみの中から、まだ使える物が出品されています。

(岡山市/大森雅夫 市長)
「捨てるにはあまりにもったいない。あまりに惜しい、そういった物が多く存在しています」

 岡山市とメルカリが連携協定を結び実現したものです。

 岡山市によりますと、岡山市のごみ処理施設「東部リユースぷらざ」では、粗大ごみの中で再利用が可能なものを、リユース品として販売や譲渡をしていて、2018年度には約10万点が再利用されました。しかし、新型コロナ禍で生活様式が変わる中、粗大ごみの量は増える一方、リユースぷらざの来場者は減っていて、再利用は半分ほどになり、多くの在庫を抱えています。

 こうした中、岡山市では、メルカリを使うことで、リユースぷらざの取り組みをアピールし、再利用の意識の向上を図りたいとしています。

(岡山市/大森雅夫 市長)
「循環型社会を目指していますので、最も効果的な方法を今回、選択させていただいた」

(メルカリ 経営戦略室/高橋亮平さん)
「自治体が踏み込んで販売を開始してくれたことには、大きな価値があると思っています」

 メルカリで購入した商品は、「東部リユースぷらざ」での受け取りが基本で、売り上げはごみ処理施設の運営費に充てるということです。

 粗大ごみ出品についてメルカリと提携したのは中四国地方の自治体で初めてで、政令市としても初めてだということです。

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