新型コロナの感染症法上の位置付けが8日、「5類」に引き下げられました。街には、コロナ禍前の風景が戻りつつあるようです。
天満屋岡山店ではパーティションを全て撤去
岡山市の天満屋岡山店では、新型コロナが5類に移行したことを受け、レストランや売り場などに置いていたパーティションを全て撤去しました。
撤去したパーティションは当面の間、倉庫に保管し、客から要望があれば対応できるようにしています。一方、消毒液は必要とする客がいるため引き続き設置します。
高松市役所の窓口での対策は継続
高松市役所の市民課の窓口では、5類移行による大きな変更はありません。
パーティションの設置やソーシャルディスタンスの確保、消毒や換気を行うなどの対策は継続します。
マスクについては窓口業務の職員にのみ着用を推奨しています。
(高松市役所 市民課/楠原昌能 課長)
「例えばご高齢の方とか基礎疾患をお持ちの方とか、不安な方もいらっしゃいますので、そういった方の感染を防止するためにも、感染に一定効果があるものについては当分の間は継続して行っていきたい」
街の人の意識は?
Q.きょうから変わることは?
パート従業員 40代「特にないです」
20代「いや特にはないですかね。3月末の時点で外ではマスクはもういいかなという感じだったので、そこはあまり変わらず。室内だったら、一応着けておこうかなくらいな感じ」
学芸員 20代「電車通勤なんですけど、マスクを外す人とかもいないし、特に変わったことは気づいてないですかね」
会社員 30代「特には何もないですね。引き続き感染対策はしっかりしておきたいかなと」
5類移行で何が変わる?
これまでは公費負担だった検査や外来診療の費用などが自己負担になります。他の病気やけがと同じように公的医療保険で1割から3割の自己負担が適用されます。
また、毎日の感染者数の発表がなくなります。今後は指定した医療機関から週1回報告を受ける「定点把握」に変わります。
岡山県では毎週木曜日に速報を発表、香川県では毎週金曜日に発表されます。
岡山県ではこれまでの累計で49万4213人、香川県では25万5575人の新型コロナ感染が発表されました。
また、岡山・香川両県が運営していた宿泊療養所も「閉鎖」します。