香川県丸亀市の競艇場「まるがめボートレース場」の敷地内に、子どもが遊べる交流拠点施設が13日、オープンします。
「まるがめボートレース場」の北側に13日にオープンする「グルーンまるがめ」です。12日は完成披露会が開かれ、近くの幼稚園などの園児約50人が招待されました。
屋内の遊具施設「モーヴィまるがめ」には、走る・跳ぶ・登る、といった全身を使って遊べる遊具が多くあります。また、幼児でも安全に遊べるベビーゾーンも設けられています。
(園児は―)
「楽しかった。(Q.どこが楽しかった?)ブランコ」
「モーヴィまるがめ」は有料で、土日祝日などは1回の利用は100分までです。(入場料300円)
3300平方メートルの広場には芝生が整備されています。
12日は車いすバスケットボールや、障害物を跳び越える体操の新種目・パルクールの体験会も開かれました。13日と14日も開かれるほか、今後も月に1回パラスポーツなどのイベントを開く予定です。
また「パークセンター」と呼ばれる施設には、約1000冊の子ども向けの本が並んでいます。広場と「パークセンター」の利用は無料です。
全国のボートレース場の普及・発展に取り組む「ボートレース振興会」は、ボートレース場を地域に開かれた場所にしようと、その近くに交流拠点施設をつくる取り組みを進めています。
今回は「ボートレース振興会」からの助成金3億円とまるがめボートレース場の収益7億円のあわせて10億円をかけて丸亀市が整備しました。
ボートレース場の隣に子どもが遊べる施設と聞くと託児施設のようなイメージを受けますが……。
(丸亀市/松永恭二 市長)
「ここは舟券を買うところも(ない)。ボートレース場へ行かなければ買えませんので、そこはもう完全に切り離してるという形。モーヴィの施設は子どもと保護者が一緒でなければ入れません。ここへ子どもだけ置いてボートレース場行くことは不可能でございます」
いずれの施設も土日祝日と学校の春・夏・冬休み期間、まるがめボートレース場のレース開催日に営業します。