梅雨を彩る花、アジサイが香川県三豊市の紫雲出山(しうでやま)で咲き誇っています。見頃を終えてからはドライフラワーに生まれ変わり、桜の保全活動に活用される予定です。
幻想的な景色を楽しめる三豊市詫間町の紫雲出山。約2000株のアジサイが展望台に続く長い道を鮮やかに彩っています。
(野口真菜リポート)
「ここは背の高いアジサイがたくさんあり……360°囲まれているみたいです!」
標高352mの紫雲出山では色付き具合はさまざまで、登山客やカメラを持った観光客らがゆったりと散策して楽しんでいました。
(訪れた人は―)
「アジサイがこんなにたくさんあるのは初めて見ました。小豆島の7時過ぎの船で来て初めてですごくワクワクで喜んで来ました。曇り空でアジサイを映すのにはばっちりかなと思っています」
「写真を撮りに。雨がちょっと降ってみずみずしくなっているので、近寄って撮ったりもしたいですね」
三豊市観光交流局では3年前からアジサイが見頃を終えるとドライフラワーにして販売し、売り上げの一部を桜の保全活動にあてています。
2022年度は、アジサイのドライフラワー販売と桜のお花見シーズンの募金をあわせて、約130万円が集まりました。
アジサイの見頃は7月中旬ごろまでで、2023年も8月ごろから市内のカフェなどでドライフラワーを販売する予定です。