マイナンバーカードを巡るトラブルが全国で相次ぐ中、岡山市は、6月末までに42件の自主返納があったことを明らかにしました。
岡山市によりますと、マイナンバーカードの自主返納は4月に1件、5月に10件、6月に31件あり、3カ月間で合わせて42件となっています。
このうち、半数以上にあたる22件は、国や制度に対する不信感、個人情報漏えいへの不安などが返納の理由だということです。
マイナンバーカードを巡っては、カードと一体化した健康保険証に別人の情報が登録されるなど、トラブルが相次いでいます。国は再発防止策として、秋までをめどにデータの総点検を行う方針を示しています。
大森市長は国と連携し、安定した制度になるよう努めたいとしています。
(岡山市/大森雅夫 市長)
「個人個人として若干心配の方がおられるのは事実だと思います。逆にそういう面からもより信頼性を高めなければならない」