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香川県議の海外派遣 反対議員が費用削減などを議長に申し入れ「県民の声を聞いていない」

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 香川県議会が賛成多数で可決した議員の海外派遣を巡り、反対した議員が日程の短縮や費用の削減などを議長に申し入れました。

 派遣は、2023年11月、議員8人が池田知事に同行し、ブラジル、パラグアイ、アメリカの3カ国を訪れ、移住者や現地の県人会と友好親善を図るものです。

 計画では派遣費用は総額約2100万円です。

 市民団体が「費用が高すぎる」と見直しを陳情していましたが、県議会は7月10日、賛成多数で派遣を可決しました。その後、参加予定だった1人が「一身上の都合」として議長に辞退を申し出ています。

 21日午後、派遣に反対した議員3人が議長に対し、日程の短縮とホテルの部屋や航空機の席のグレードダウンなどによる経費の削減を申し入れました。

 3人によると、新田議長は、申し入れに対し「派遣は大多数で可決されている。必要に応じて精査する」と話したということです。

(共産党県議団/樫 昭二 議員)
「『(賛成した)36人の重みをどう考えているのか』という(新田議長の)言い方に私はちょっと抵抗を感じました。県民の声を全然聞いていない」

 県議会の前には市民グループのメンバーら約30人が集まり「税金の無駄遣いだ」などと派遣に抗議しました。

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