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小学生が雪舟ゆかりの寺で修行を体験「集中力を座禅でつけられた」 岡山・総社市

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 水墨画などで知られる雪舟ゆかりの岡山県総社市の寺で小学生が修行の体験をしました。

 このイベントは総社市文化協会が2006年から井山宝福寺で開いているもので、2023年は地元の小学生18人が参加しました。

 座禅で大切なのは長くて深い呼吸を意識し、1mほど先を見つめて心を無にすることだそうです。

 総社市で生まれた雪舟は幼い頃に井山宝福寺で修行をしたと言われています。その時に涙でネズミの絵を描いたという逸話が残されています。

(記者リポート)
「お地蔵さまの絵の上に薄い紙を重ねて丁寧に写しとっていきます」

 子どもたちは心を込めてゆっくりと描き、一人一人願い事も書きました。

(体験した子どもは―)
「速く走れるようになりたい。鬼ごっこで友だちが速くてタッチできなかったから、もっと速くなったらタッチできるかなと思ったからです」

 子どもたちは声を揃えてお経を読み、1つのことに集中する大切さを学びました。

(体験した子どもは―)
「楽しくて(心が)破裂しました」
「集中力を座禅でつけられたと思うので、1つのことに集中して2学期も勉強を頑張りたいと思った」

(総社市文化協会/樋口皓廸 会長)
「雪舟さんが修行のなかでやっただろうというようなことを自分も体験して、平素の暮らしにはないものを通して、自分の気持ちを律することを子どもに経験してほしいと思っています」

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