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利用者増加へ 予約制乗り合いタクシー「雪舟くん」の新車両お披露目 岡山・総社市

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 岡山県総社市では、高齢者などの交通手段として、予約制の乗り合いタクシーを運行しています。もっと利用者を増やそうと、新しいデザインの車両が29日にお披露目されました。

(記者リポート)
「こちらが総社市の新生活交通『雪舟くん』の新しい車両です。イチゴなど地元特産の果物が描かれています」

 新しいデザインは、市内の障害者就労継続支援事業所に案を作ってもらい、市民の投票で決定しました。

 「雪舟くん」は、山間部に住む高齢者などの交通手段として、総社市が2011年から運行しています。

 予約制の乗り合いタクシーで、料金は1人1回300円です。

 市が委託した地元のタクシー会社とバス会社が運行し、4つのエリアと中心部を結んでいて、市内全域をカバーしています。

 現在は9台が運行されていて、これまでに延べ約60万人が利用しています。

 コースや時間が決まっているコミュニティバスと違い、自宅から病院などの、希望する目的地に送ってもらえるため、利用者には好評です。

(利用者は―)
「今、近くの骨接ぎさん(接骨院)に一週間に1回整体に行っているんです。それでもう本当にお世話になっています。感謝しています」
「(Q.病院に通うのに使っているのですか?)そりゃもう雪舟ばっかり。経済的にも、あそこ(病院)までは往復を何回もできませんのでね」

 「雪舟くん」のこれまでの1日の平均利用者数です。市の目標は250人ですが新型コロナウイルスの影響などもあり、利用者は伸び悩んでいます。

 新しいデザインの車両は4月から運行されますが、市では利用促進を図るため、PRに努めたいとしています。

(総社市/中島邦夫 副市長)
「ご利用していただける方が固定化されていく傾向があります。やはり、雪舟くんが利用しやすいんだということを、もう少しPRしていく必要があろうかと思います」

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