岡山・香川の頑張る高校生を応援する「青春のキセキ」です。今回は、さぬき市で子どもたちが仕事体験をできるイベントを立ち上げた高校3年生を紹介します。
子どもたちがさまざまな仕事を体験したイベント。企画・発案したのは、高校3年生です。
(三木高校3年/野崎和奏さん)
「知る機会を提供したい。出会う機会を提供したいなと思ってこのイベントを企画した」
香川県さぬき市の津田公民館で16日に開かれた「さぬキッズおしごとフェス」。
約20の企業・団体が仕事を体験できるブースを出展し、地元の子どもら約1000人が訪れました。
イベントを企画したのは、三木高校3年生の野崎和奏(のざき・わかな)さんです。
高校で「教育と地域」の関係性を研究する中で気付いた「とある疑問」が、イベント開催のきっかけでした。
(野崎和奏さん)
「子どもたちが地元の企業や素晴らしい人たちをあまり知らないのではないかということに気付いて、出会う機会を提供したいなと思って企画した」
子どもと触れ合うのが大好きで、将来は地元・さぬき市の小学校の先生を目指す野崎さん。
子どもたちに地元の産業に触れてもらおうと、高校の力を借りず、母・奈都子さんと2人でイベントを作り上げました。
イベントが始まる約1時間前、会場には着々と設営を進める野崎さんらの姿がありました。
ボランティアスタッフの多くは、野崎さんと同じ高校生です。同級生や後輩ら約40人に野崎さんが声を掛けて集めました。
野崎さんにとって初めての主催イベント。開場後に少し混乱する場面も。
(野崎和奏さん)
「やることがたくさんあって何からしたらいいのか分からないときもあったが、みんなの助けも借りながらきょう1日成功してほしい」
イベントが始まると、どのブースも大勢の子どもたちでにぎわいました。
(野崎さんの幼馴染小川璃乃さん)
「最初こんなすごいものだとは思っていなかった。幼馴染がしてなかったら私も参加しようと思わなかった。すごく地域の子どもと関われるいい機会。(Q.野崎さんはどんな人?)えーもうめっちゃ面白くて、でも行動力があるというかいつも」
幼なじみも太鼓判を押す野崎さんの行動力。バスケ部のマネージャーとして活動する傍ら、企業や団体に自ら訪問して参加を呼び掛けました。
(野崎和奏さん)
「参加していただく企業さんにプレゼンしたり参加のお願いをしたりするときは言葉にするのが難しかった。私が行ったのは15社くらい」
(鴨庄漁業協同組合/白井大介 参事)
「(母と)2人で来て熱心に『今回初めてなんですけどやりたいんです。続けていきたいんです』とやりたい意気込みがかなりあった」
(大川広域消防本部 西消防署/大屋舗達哉 署長)
「(署で何度か)細かい打ち合わせをした。(和奏さんは)生き生きとしていた。若い世代の子がこういうイベントをして盛り上げてもらえたらいいと思う」
野崎さんの思いで地域の子どもたちと企業や団体を繋いだ「おしごとフェス」。大盛況で無事終了しました。
(スポーツインストラクターを体験)
「ボクシングを僕は習っていないのでいい体験になった」
(参加した小学生)
「自分がなりたい仕事が見つかるのか楽しみ」
(野崎和奏さん)
「私一人の力じゃ絶対にできなかったことなので、ボランティアの子が一生懸命頑張ってくれていたり、子どもたちが楽しそうに体験してくれていたりする姿を見てとてもうれしい。来年もぜひやりたいと思う」