香川県善通寺市議会の議員が、市の職員に対してパワハラ行為を繰り返したとされる問題です。市の政治倫理審査会が、議員と職員の双方から事情を聴く方針を決めました。
善通寺市の政治倫理審査会は、市議会議員4人と、弁護士や人権擁護委員など外部の有識者4人で構成されています。
善通寺市議会の中村晋章議員が市の職員に対して不当な要求やハラスメント行為と思われる言動を繰り返したとされています。市議会の政治倫理条例に抵触した疑いがありますが、中村議員は取材に対して「身に覚えがない」と主張しています。
辻村市長は7月9日、市議会に事実関係の調査などを求める申し入れ書を提出しました。そして7月10日、市議会議員3人が政治倫理審査会の開催を求める請求書を出していました。
審査会は2026年1月まで合わせて6回開催される予定です。次回は被害を訴えた市の職員、第3回は中村議員から事情を聴く予定です。