夏の甲子園、岡山代表のおかやま山陽は13日、岐阜代表の大垣日大と対戦し、延長タイブレークの末逆転サヨナラで勝ちました。山陽のキャプテンには、甲子園で勝ち続けて超えたい人がいました。
(在間隆真リポート)
「甲子園球場は夜間の照明が灯されました。雨の影響で試合開始時間がかなり遅くなりましたが、山陽のアルプススタンドは気合十分です」
おかやま山陽、2023年のチーム目標は「甲子園3勝」。キャプテンの渡邊颯人にとって、この目標は特別な意味を持ちます。
父親の康一さん。27年前、倉敷工業のショートとして夏の甲子園に出場し、2勝しました。
(渡邊主将の父/渡邊康一さん)
「ぜひ自分を超える『甲子園3勝』をとってほしい。チームのためにつなぐバッティングと、盛り上げてくれたら良いかなと思っています」
父を超えるためまずは、この試合を。
1回ウラ、渡邊の第1打席。センター前に弾き返し、チャンスメイク! 後続へ繋げます。その後、2塁3塁となり、5番・入江! 2塁ランナーの渡邊までかえり、山陽が2点を先制します!
渡邊はその後もヒットを重ねてチャンスを作りますが、山陽はなかなか追加点をあげられません。
投手陣は、継投で9回を2失点でしのぎ、試合は延長タイブレークに。
延長10回表、山陽は守備のミスで1点を奪われます。そのウラ、山陽はツーアウト満塁のチャンスを作ると、打席には、ここまで3安打の渡邊! 劇的な逆転サヨナラ勝利!【おかやま山陽 4×-3 大垣日大 延長10回タイブレーク】
チームの目標、そして、父を超える「甲子園3勝」まであとひとつ!
(渡邊主将の父/渡邊康一さん)
「最後は何もやっていないですけど、みんなのおかげだと思います。まずはみんなご苦労さんって言ってあげたいです」
(おかやま山陽/渡邊颯人 主将[3年])
「父を超えたいっていう思いもあるんですけど、チーム目標は『甲子園3勝』なので、必ず次勝って目標を達成したい」