美術品のさまざまな「表情」や「しぐさ」を楽しめる展覧会が岡山市の美術館で開かれています。
岡山市の林原美術館には、顔つきが目を引く絵画やちょっと変わった格好をした置き物などが展示されています。
閻魔と美しい女性が描かれている作品「閻魔・奪衣婆図」は、地獄の王・閻魔が短冊を結ぶ遊女の踏み台になっています。怖いイメージの閻魔には似つかわしくない女性を気遣う表情をしているようにみえます。
林原美術館では作品の感想やキャッチコピーを募集しています。
ある中学生は、作品「高士舟置物」に「アマゾンで遭難して47日目」というキャッチコピーを付けたそうです。さまざまな「表情」や「しぐさ」で、作品の気持ちを自由に想像できる展覧会「一瞬をキリトルー表情の向こう側ー」は、9月3日まで開かれています。