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夏休みの小学生が消防士の仕事や防災訓練を体験 岡山・笠岡市【こつこつ防災】

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 防災の話題をお伝えする「こつこつ防災」です。9月1日は「防災の日」。2023年は、関東大震災から100年の節目に当たります。夏休みに岡山県笠岡市などの小学生が消防士の仕事や防災訓練を体験しました。体験を通して学んだ事とは?

 8月17日に笠岡消防署で行われた、少年消防夏季研修です。笠岡地区消防組合の管内に住む小学4年生から6年生、15人が参加しました。

(笠岡地区消防組合消防本部 予防課/古山哲也さん)
「災害が起きた時の自分の身の守り方とか、子どもたちが今後、リーダー的立場で活躍してしていただきたいいうのもありますし、そういうきっかけになっていただければというふうに考えております」

 実際の消火活動さながらに放水を行う消防車放水体験です。子どもたちは、火災現場で煙や炎から身を守る防火衣とヘルメットを着用して放水を行います。

 勢いよく出る水は1分間に約120L、これは家庭のお風呂約1杯分に相当します。体験した子どもたちは……。

(体験した小学生は―)
「放水のロープ(ホース)がとても重かったです」
「命を守るために、たくさんの水を使って火を消しているのがすごいと思いました」

 子どもたちは、水平に張ったロープを腕の力だけで進み、建物や河川の中州などに取り残された人を救助するロープ渡過(とか)も体験しました。

(体験した小学生は―)
「伝うロープが長くてきつかった」
「なんか楽しそうと思ったけど、やってみるとすごくしんどかった。すごく体力がいるんだなって思いました」

 他にも、南海トラフ地震を想定した震度6弱を起震車で体験したり、スモークマシーンで発生させた煙の中を避難したりと、参加した子どもたちは体験を通して、楽しみながら災害時に必要な知識や経験を深めました。

(体験した小学生は―)
「知らないこともたくさん学べたので、いい機会になったなと思います。学んだことを生かして、生活していけたらいいなと思います」

(笠岡地区消防組合消防本部 予防課/古山哲也さん)
「大型台風が来たり集中豪雨が来たり、災害がほんとに身近に感じるようになってきていますので。子どもたちにも、被害に遭わないように、研修で学んで、身の安全を守るために活用していただきたいなというふうに思っております」

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