岡山空港と津山市を結ぶ道路の整備を進めるために国に働きかけることを各自治体の市長らが申し合わせました。
(久米南町/片山篤 町長)
「(国道)53号線通って来ました。けっこう混んでましたね」
(津山市/谷口圭三 市長)
「県北津山圏域と県南をしっかり結んでいく、形のあるものにしていきたいと思っています」
岡山市や津山市など2市2町のトップが岡山市役所に集まり、岡山空港と津山市を結ぶ「空港津山道路」の整備について申し合わせました。
現在、岡山市と津山市の間を車で移動するには、主に国道53号を利用するルートと、高速道路を利用するルートがあり、いずれも1時間半ほどかかります。
「空港津山道路」の計画は岡山空港と、津山市の院庄インターチェンジ付近を時間ロスの少ない「高規格道路」で結ぶものです。
岡山県南部と北部の移動時間の短縮が期待されています。しかし……。
(記者)
「空港津山道路のうち事業化されているのは一部の区間だけです」
現在、国が工事を進めている「津山南道路」は津山市から美咲町までの約5.4kmの区間です。
着工したのは2014年で、2022年度末時点での工事の進捗率は53%です。
31日の申し合わせでは、津山南道路の工事の進捗状況を共有したほか、調査区間になっている岡山市内の約7kmについて、早期の事業化を国に働きかけていくことなどを確認しました。
(岡山市/大森雅夫 市長)
「(国道53号を)通勤通学で使っている方が多いわけで、渋滞解消していこう、関係市町と一緒になって国交省へのお願い等々をやっていきたい」