岡山市が検討している新しいアリーナの整備を早期に実現してほしいと、3つのプロスポーツチームの監督が市長に要望しました。
バレーボールV1女子・岡山シーガルズの河本監督、バスケットボールB3・トライフープ岡山の大森ヘッドコーチ、卓球Tリーグ岡山リベッツの白神監督が岡山市役所を訪れ、大森市長に要望書を手渡しました。
(岡山シーガルズ/河本昭義 監督)
「活動をするのにどうしても施設が不十分である」
(トライフープ岡山/大森 勇 ヘッドコーチ)
「ぜひアリーナを造っていただいてスポーツで岡山を元気にできたら」
(岡山リベッツ/白神宏佑 監督)
「地元にホームゲームをできる場所があることが願い」
岡山市は北区野田に5000人規模の新しいアリーナの整備を検討しています。事業費は約80億円で、県にも一部財政の負担を求めています。
しかし、議論の進め方や経済波及効果の算出方法などを巡って市と県の間に隔たりがあり、大きな進展がないのが現状です。
監督たちは「試合会場の確保のため新しいアリーナが必要だ」などと訴えています。
中でも岡山シーガルズはVリーグの組織再編が2024年に控えていて、ホームゲームの開催状況によって上位リーグに入れないおそれがあります。
(岡山シーガルズ/河本昭義 監督)
「3団体ともに、1日も早くやってくれるぞというお答えがほしい」
(岡山市/大森雅夫 市長)
「3チームの思いを受け止めた。県との関係はそれほど進んでいるわけではありません。これから話し合いを進めていきたい」
岡山市は新アリーナの機能や集客規模などを盛り込んだ「基本計画」の素案を9月末までにまとめるとしています。