JR四国が投資ファンドを設立しました。経営基盤を強化するため鉄道事業以外で収益を拡大するのが狙いです。
JR四国が20億円を出資して3日に設立したのは「四国・リレーションシップファンド」です。
主な投資の対象は、売り上げ規模が数億円から数十億円の中小企業や、四国の活性化に貢献する事業を手掛ける企業です。ファンドの運営などは東京の企業が担います。
ファンド設立の背景にあるのが赤字続きの鉄道事業です。JR四国の長期経営ビジョンでは2030年度の連結売上高を2019年度の約1.2倍となる600億円にすることを目指しています。
そのために投資や買収した企業の売り上げアップなどを通して非鉄道事業の収益拡大を目指します。また投資期間が終わった企業をJR四国グループに加えることも選択肢にしているということです。