金の価格が上がり、全国的に金製品を売る人が増えています。大手買取専門店の高松市の店舗では、9月の来店者が2022年の2倍以上に増えました。
貴金属などの買い取り専門店「ジュエルカフェ ゆめタウン高松店」では、金の店頭小売り価格が1g1万円を超えた8月あたりから、金製品を売りに訪れる人が増えたそうです。
(ジュエルカフェを運営 クレイン 香川エリア管理者/辻井郁充さん)
「去年に比べて倍近い持ち込みの量になっております」
ジュエルカフェを運営している「クレイン」によりますと、有形資産である金は、新型コロナウイルスの感染拡大やウクライナ侵攻などの不安定な世界情勢の影響で価格が上昇。
2023年8月に初めて1g1万円を超えると、9月21日には1gあたり1万178円になりました。
(ジュエルカフェを運営 クレイン 香川エリア管理者/辻井郁充さん)
「『1万円超えたんだよね』という感じでお問い合わせいただくことが多いですね、1万円になってから。もちろんキリがいい数字ですので、皆さん持ち込まれることが多くなったかなと思います」
(記者リポート)
「こちらの金のジュエリー、この店舗では2022年の同じ時期に比べて合わせて約3万円ほど高い値段で買い取っているということです」
こちらの店舗の9月の来店者数は2022年9月の2.1倍。1000万円以上の貴金属を買い取ったということです。
(ジュエルカフェを運営 クレイン 香川エリア管理者/辻井郁充さん)
「ジュエリーがほとんどなのは変わりないんですけど、いわゆるインゴットとかコインというものも増えてきたかなと。そもそも金として販売されていたものですね」
ちなみに、ジュエルカフェの西日本70の店舗の中で、ゆめタウン高松店は9月の来店者数と売り上げが最も多かったということです。