2024年3月に開業予定のJR高松駅の駅ビルに、本や雑貨を扱う「TSUTAYA」などが入ることが発表されました。
JR四国が高松駅の北側に建設している駅ビル「TAKAMATSU ORNE」は、4階建ての「商業棟」と、地上4階、地下1階の「駐車場棟」からなります。
商業棟の3階には、本や雑貨を販売する「TSUTAYA BOOKSTORE」が出店するほか、カフェやオフィスとしても利用できる「SHARE LOUNGE」が中四国エリアに初出店します。
1階には、和菓子の「夢菓房たから」と料亭「二蝶」の弁当・総菜販売店が商業施設に初出店します。また、四国キヨスクが運営する土産物店「ハレノヒヤ」も入ります。
KSBの取材では三豊市の「讃岐ラーメンはまんど」も1階に出店する予定で、幅広い客層を見込んで通勤・通学の多い早朝からの営業を検討しています。
駐車場棟の1階には、高知市に本社を置くスーパーの「エースワン」が入ります。「エースワン」は、駅ビルの再開発が始まる前も2002年から17年間、同じ場所で営業していました。
複数の区画にまたがる店舗が多くあることから、出店数は当初の予定の70店から50店ほどになる見込みです。
駅ビルの年間の来場者は500万人を見込んでいます。
JR四国の西牧世博社長は、一部の区画についてはまだ契約できていないことを明らかにしました。
(JR四国/西牧世博 社長)
「出店意欲の低下ですね。コロナの影響を受けていまして、苦戦しているという事実。3月までは、全部は正直間に合わないと思います。3月開業に向けて、これから精力的に交渉したいと思っています」