将棋の藤井聡太八冠が全タイトル達成後、初の防衛戦となる「竜王戦」の第4局が始まりました。
この戦いで藤井八冠が負けた場合、次の対局は香川県琴平町で開かれることになっていて、会場となるホテルでは対局の行方を静かに見守っています。
藤井聡太八冠が同い年の伊藤匠七段の挑戦を受ける竜王戦第4局は、北海道の小樽市で10日と11日の2日間にわたって行われます。
先に4勝したほうが制する七番勝負で、これまでの3局は藤井八冠が勝利しています。仮にこの第4局で藤井八冠が負けた場合……。
第5局の会場となるのが、香川県琴平町の「ことひら温泉 琴参閣」です。
(記者リポート)
「こちら琴参閣のロビーには、藤井聡太さんと伊藤匠さんの等身大パネルが飾られ、第5局の対戦を待っています」
5月に開催場所に決まってから設置したパネルは、宿泊客の撮影スポットになっています。
(宿泊客は―)
「(藤井八冠は)若いのに寡黙で、長時間頑張っていらっしゃるところが魅力かな」
琴参閣での第5局は11月27日と28日で、26日には前夜祭も予定されていて、すでに200枚のチケットは完売しています。
11日に藤井八冠が勝利した場合は、対局自体はなくなりますが、前夜祭が「祝賀会」に変更となり、新竜王が来館します。
(ことひら温泉 琴参閣/矢野賢二 副支配人)
「お会いできるのは間違いないので、待つだけです。双方お若い方でございますけど、一生懸命2人を応援させていただきたいと思います」