将棋の竜王戦を制し3連覇を果たした藤井聡太八冠が26日、香川県琴平町を訪れ祝賀会に参加しました。
落ち着いた表情で会場に姿を見せたのは21歳の若さで史上初の八冠全てを制した藤井聡太竜王です。
(将棋/藤井聡太 竜王)
「対局が無くなってしまったにもかかわらず、このような盛大な祝賀会を開催していただき、本当にうれしく思っています」
藤井竜王は先に4勝した方が制する竜王戦七番勝負を4連勝で防衛し、3連覇を果たしました。
第5局の会場となっていた「ことひら温泉 琴参閣」では26日、対局の代わりに祝賀会が開かれ、将棋ファンら約250人が参加しました。
藤井竜王は丸亀市の将棋クラブの生徒から花束を受け取ると中腰になり、目線を合わせて写真撮影に応じました。
そして、竜王戦第3局を振り返って対局中の考えや最も良い手最善手を解説しました。
(藤井竜王の解説)
「これを同銀と取ると、34金とかわして、28飛車に……もう分からんね、大体の人は」
そのほか、香川の日本酒やうどんを味わったりして琴平の夜を楽しんでいました。
(将棋/藤井聡太 竜王)
「今季のこの4局の内容をしっかり振り返って、成長につなげていきたいと」
「これが本場で初めていただいた讃岐うどんかなと思っていたんですけど、瀬戸大橋の与島PAで讃岐うどんを食べたことを思い出して、きょうはおそらく2回目かなと(笑)。機会があればまたうどん巡りに訪れたいなと思っています」