防衛力の強化に向けて国は、一部の港や空港を「特定重要拠点」と位置づけ、自衛隊なども活用できるように整備する方針です。この「特定重要拠点」について、国が10月、香川県に説明に訪れていたことがわかりました。
香川県によりますと、10月23日に内閣官房や防衛省、海上保安庁などの担当者が香川県庁を訪れました。
そして、訓練などでの施設の利用に向けて、管理者と防衛省との間で事前に枠組みを決める方針などが説明されたということです。
その中で、香川県のどの港を「特定重要拠点」とするかなどは示されなかったということです。
(香川県/池田豊人 知事)
「香川県としては、具体的なものが今後出てくれば、できる協力はしていきたいと考えています」
また池田知事は今後、不安の声が出ることが想定されるとした上で、国にはきちんと制度を説明するよう求めたいと語りました。