香川県議会議員の仕事に関心を持ってもらおうと、21日、市民団体が県民と一緒に「政務活動費」の使い道をチェックしました。
市民オンブズ香川が毎年行っている「政務活動費ウォッチング」です。2015年から行っていて、8回目の今回は香川県に住む男女4人が参加しました。チェックしたのは、県議が提出した2022年度分の収支報告書や領収書です。
(市民オンブズ香川/渡辺智子 事務局長)
「広報物にしても『選挙を意識しているのではないか』『急に部数が増えている』みたいな、そういう支出が多い可能性がありますので」
今回は4月に県議選があったため、政務活動費が選挙や後援会の活動費に充てられていないかなどを重点的に確認しました。
(初参加の男性)
「身近に議員をより感じられた。県民のために費用をちゃんと運用していただきたい」
香川県議の政務活動費を巡っては2021年4月、高松地裁が2013年度分の支出の一部を「違法」だと認定して返還を命じる判決を言い渡しました。
このことなどを受けて、県議会では特別委員会を設置してマニュアルの見直しを検討。収支報告書や領収書について2023年度分からはホームページで公開されることになりました。
(市民オンブズ香川/渡辺智子 事務局長)
「県議会議員って一体どういう仕事をしているんだろう、政務活動費をどう使っているんだろうということを通して、議員の仕事とか県のさまざまな問題点について関心を持っていただけたら」