西日本豪雨で被災した岡山市東区の砂川で、改良復旧工事で出た泥から基準値を超える鉛やヒ素などが検出されました。
岡山市東区浅越では、砂川にかかる橋の付け替え工事が進められています。この橋脚の地盤強化工事で出た地下8mの泥を調べたところ、基準値の5.8倍の鉛、2.8倍のヒ素、1.1倍のフッ素が検出されました。
いずれも自然由来で、泥も地下深くのものであることから、県は環境への悪影響はないとみています。ただし、基準値を超えたことで、泥を再資源化のための施設に持ち込むことができなくなり、最終処分場で埋め立てることになりました。
業者との契約内容が変わるため、県は30日の県議会に、工事費を約1億6600万円分を増額した議案を提出します。
西日本豪雨で被災した砂川の改良復旧工事は、国の激特事業に採択され、7.2kmの区間で川幅を広げる工事などが行われています。