50年以上にわたって岡山県備前市の日生港と香川県小豆島の大部港を結んできたフェリーが、地元住民らに見守られながら11月30日、運休前、最後の運航を迎えました。
両備グループの「瀬戸内観光汽船」が1969年から約50年間に渡り運航してきました。
物流量の低下やコロナの影響による観光客の減少などにより業績の回復が見込めないことなどから、運休を決めたということです。
地元の住民らが最後の便の船員たちに、これまでの感謝の思いを込めて花束を手渡しました。
(就航時にも花束を渡した女性)
「地元のみなさん、フェリーの音で時間が分かると思うので、(なくなるのが)寂しいなって」