自衛隊などが利用できる「特定重要拠点」の候補地に香川県の港や空港が挙がっていることについて、反対派の県議らが香川県に協力しないよう申し入れました。
8日は共産党の香川県議会議員ら5人が池田知事宛ての要請書を土木部長に手渡しました。
国は防衛力の強化を目的に一部の港や空港を「特定重要拠点」と位置付け、海上保安庁と自衛隊が利用できるように整備する方針です。
香川県の池田知事は11月20日の会見で「できる協力はしていきたい」と話しました。
要請書では国と県の協議内容を公開することや、高松港の軍事利用を拒否することなどを求めています。
(香川県議会/樫 昭二 議員)
「知事に求めたいのは、平和の立場で県行政を進めること、軍事利用はやっぱり協力すべきでないと」
(香川県 土木部/竹内正巳 部長)
「今後はですね、他県の状況とかも注視しながら、そういった公表も含めて適切に対応していきたいなと思っています」