身だしなみについて自主的に考えてもらおうと、岡山市の高校で生徒が自由な服装で登校する取り組みが行われています。
13日朝、岡山御津高校では、思い思いの服装で登校する生徒の姿がみられました。
(生徒は―)
「適当に選んだだけです。切り替えが難しすぎて、勉強に集中できるかなという不安」
(岡山御津高校/安松涼 教諭)
「制服をちゃんと着たいという子もいるし、選択肢がある方がうれしいという生徒もいて。話し合いを通して、一つの結論を導き出す」
岡山御津高校は11日から2週間を「フリードレス期間」としています。この期間、服装は自由とし、普段は校則で禁止している「化粧」や「アクセサリーの着用」なども認めています。
(生徒は―)
「青色を目立たせるような服にしています。ちょっと気分が楽しく行けるかな」
「自分ジャージなんですけど、クラブに行くときに制服を持っていかなくなったので、ちょっとかばんは軽くなりました」
この取り組みは、2023年に高校が立ち上げた「校則検討委員会」が、通いやすい学校作りを目指して企画しました。
「校則検討委員会」は、それまで禁止されていた学校でのスマートフォンの使用について、2023年9月から授業時間以外は使えるようにルールを変更しました。
(岡山御津高校 校則検討委員会 担当/矢原孝則 教諭)
「生徒はいい表情で学校に来ているなという印象で、欠席率が下がったりとか、日常生活の中で対話が、アイシャドーとかアイラインとか僕はわからないので、『それ何なん?』というふうな対話がどんどん生まれて」
「フリードレス期間」は12月22日までで、高校は生徒へのアンケートを踏まえて、今後、身だしなみに関する校則について検討する方針です。