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節分で追い出された鬼に「隠れ宿」を用意? 香川・小豆島の妖怪美術館で鬼の造形作品を展示

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 節分には「鬼は外!」と追い出される鬼。そんな節分で逃げてきた鬼を癒やし、ねぎらおうと、香川県小豆島にある美術館が「鬼」をテーマにした展示を行います。

 香川県土庄町の妖怪美術館では、2023年から、節分の季節に合わせて「鬼まつり」を開いています。2回目となる今回のテーマは「鬼のリゾート」です。

 「鬼の隠れ宿」と名付けられた展示室には、妖怪美術館選りすぐりの鬼の造形作品を10点ほどを展示します。旅館風の和室に、技巧的な作品からユーモアあふれる作品まで幅広い鬼を集めます。

 また、節分翌日の2月4日には、鬼を慰めるイベントを開催します。香川県の観光推進キャラクター「親切な青鬼くん」を招き、童話「泣いた赤鬼」の紙芝居や寸劇などを盛り込んだショーを行う予定です。

 妖怪美術館は、「鬼は退治される対象とされてきましたが、現代でも様々な価値観の対立が見られます。妖怪文化を通じて、多様性を認める寛容な心の大切さを伝えたい」としています。

 「鬼まつり2024」は1月18日から2月29日までで、鬼に仮装してきた人は入館料が割引になります。

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