2023年に香川県で確認された刑法犯は、5年ぶりに5000件を上回りました。一方で検挙率は低下しています。
香川県警のまとめによりますと、2023年に香川県警が認知した刑法犯の件数は、5761件でした。前の年を1588件上回り、5年ぶりに5000件を超えました。
一方で検挙率は、46.6%で前の年を7.8ポイント下回りました。
全国的にも同じような傾向で、警察は、新型コロナによる行動規制が緩和され、人の流れが回復したことが一因だとみています。
窃盗が全体の6割近くを占め、車上狙いや自転車の盗難などは前の年の約1.5倍に増えています。
また、特殊詐欺は、前の年より80件も多い171件が確認されていて、インターネットでのショッピング詐欺やSNSを使ったものが大幅に増えています。被害額は、約2億800万円で前年の約2倍です。
警察は、防犯教室の開催やコールセンターなどでの効果的な広報活動を進めることで特殊詐欺の抑止に努めたいとしています。