高松市の大西秀人市長は、魅力的な景観づくりのためにサンポート地区を「景観形成重点地区」に指定することを検討する考えを明らかにしました。
3月7日に行われた高松市議会の代表質問で述べたものです。
大西市長は答弁で「香川県立アリーナなどの建設が進むサンポート周辺を高松市の玄関口にふさわしい一体感のある空間にするため1歩踏み込んだ景観形成のルール作りをする必要がある」と話しました。
「景観形成重点地区」に指定されたエリアでは、「美しいまちづくり」のために建築物などのデザインや色彩、屋外広告などが規制されます。
(高松市/大西秀人 市長)
「サンポートや周辺における滞在型観光に資する夜間景観ガイドラインの策定にも取り組むこととしていて、エリアのポテンシャルを最大限に発揮できる魅力的な景観形成に向けた取り組みを推進していきたい」
高松市は、現在ある審議会2つを統合し、「美しいまちづくり景観審議会」を設置する条例議案を市議会に提出していて審議会などを通してサンポート地区の「景観形成重点地区」指定を検討していきたいとしています。
高松市は現在、栗林公園周辺と屋島、仏生山歴史街道、讃岐国分寺跡周辺、国道11号と193号などの沿道の5つのエリアを「景観形成重点地区」に指定しています。