天文学に関連した貴重な遺産を保存し次の世代に伝えることを目的とした「日本天文遺産」に倉敷市の倉敷天文台が認定されました。
日本天文学会は推薦があった24件のうち2023年度は「倉敷天文台」など3件を「日本天文遺産」に認定しました。
倉敷天文台は1926年に設立された日本で初めての民間天文台です。
大正から令和に至るまで天文学の普及や彗星、新星の発見などに大きく貢献したことが評価されました。
現在、敷地内にある記念館では設立した時に設置された、当時、国内では最大級だった口径32cmの反射望遠鏡や観測資材などが公開されています。
また、新しい観望室では星を見る会も行われています。
日本天文学会によりますと、2023年度の認定で日本天文遺産は15件となりました。