暖かい日が続き、香川の各地で桜が見頃を迎えています。
(山下佳乃リポート)
「桜の枝が大きく広がっていて、まるでアーチのようです。その様子は水面に映し出されていて、これを見ると時間がゆっくりと流れているように感じます」
高松市太田下町の「鹿の井出水」地区です。30本ほどのソメイヨシノが水辺を彩っています。
この桜は約25年前、石積みの護岸などを整備した時に植えられたもので、今では、桜の名所となっています。
(近くに住む女性)
「毎年来ているんですけど、見飽きずに、短い距離ですけど写真撮ると、とても映える」
(子どもと訪れた母親2人は―)
「この子たちも初めての春で、初めての桜で、見せてあげたいなと思ったので、いい時に来られて良かったなと思います」
「同級生なんで、また来年も一緒に来られたらいいなって思うのと、すごく楽しそうにしていたので良かったです」
(訪れた親子は―)
母親「1年生になるんで、ちょっと写真撮っておきたいなと。水面に映る感じが撮れるかなと思って」
子ども「きれい。(Q.小学校、緊張する?楽しみ?)楽しみ」
満開は週末の予想ですが、散った後も花びらが水面に浮かぶ様子が楽しめるということです。夜はライトアップされ幻想的な景色を楽しめます。
西行法師ゆかりの桜が見頃 家族連れが食事や記念撮影
(記者リポート)
「西行法師の道と記された大きな石碑。その後ろには美しい桜並木が広がっています」
「願わくは花の下にて春死なんそのきさらぎのもち月のころ」。
平安時代末期の歌人、西行法師ゆかりの桜が坂出市でも見頃を迎えています。
複数の種類の桜が植えられていてソメイヨシノが七、八分咲きとなっています。
西行法師が歩いたとされる道。88基の歌碑と93基の石燈籠が道沿いに設置されています。
家族連れが桜の下で食事をしたり、記念写真を撮ったりしていました。
(花見客は―)
「他はまだ一分咲きとかですけど、ここは満開に近い状態でとてもきれい」
「こんなに咲いているとは思わなかった。大満足です」
「西行法師の道」の桜は、今週いっぱい楽しめそうだということです。