讃岐平野の田植えが本格化します。香川県三豊市の香川用水で水への恵みと豊作を祈る「水口祭」が行われました。
三豊市財田町の香川用水記念公園で行われた水口祭の神事には、水利組合の関係者など約420人が参加しました。
香川県の池田知事や香川用水土地改良区の五所野尾理事長らが水路に御神酒を注ぐと、公園の噴水が勢いよく上がりました。
香川用水土地改良区では、毎年6月11日をひとつの節目としてその年の配水の安全と豊作を祈願し、水への感謝の気持ちを込めた「水口祭」を開いてます。
徳島県の吉野川から香川県内に必要な水を引いている「香川用水」は、11日から農業用水の取水量が前日までの約3倍に増量され、讃岐平野は一斉に田植えの準備が本格化します。
(香川用水土地改良区/五所野尾 恭一 理事長)
「50年間本当に県民生活に定着して、農業の生産にも非常に貢献してきた水ですので、今後とも大事にしていかなくてはいけない」